原状回復・内装工事などオフィス移転業者の対応可能なサービス内容

事業の規模拡大によって社員数が増えたり、営業活動を強化するために好立地へ移転したいといった理由など、企業がオフィス移転を検討するケースは実にさまざまです。 そんなときに頼りになる存在が「オフィス移転業者」ですが、引越しや運搬以外でどのようなサービスをしてもらえるのかを知っておくと、よりコスト効率アップやスムーズな移転作業が可能になります。

内装工事

エントランスや会議室、ワークスペースなどオフィス内のレイアウト設計やスペースのデザインを考える場合、デスクを並べるだけではなく、パーテーションや造作壁の設置、電話やLANケーブルなどの配線工事も行う必要があるでしょう。特にエントランスは企業の“顔”ともいえる場所ですから、ロゴサインや照明にこだわることで社内外へのイメージアップに役立ちます。

原状回復工事

契約内容にも左右されますが、基本的には床・壁・天井・照明などを借りた当初の状態に戻すための修繕費用を借主が負担することが一般的です。さらに、原状回復のスケジュール管理も必要になるため、新しいオフィス準備に集中していると意外と時間や人的リソースを取られがちです。しかし、オフィス移転業者によってはこうした原状回復工事まで請け負ってくれる場合もあるので、相談してみると効率的でしょう。

不用品回収

デスクやチェアなどの家具から、パソコンやプリンターといったOA機器、さらには大量の書類まで、移転を機に処分しなければならないものは少なくありません。ただし、粗大ごみとして処理できないオフィス家具は「産業廃棄物処理業者」に依頼し、OA機器を引き取ってもらう場合は「不用品回収業者」に別途連絡するなど、アイテムに応じて異なる手続きを踏まなくてはいけない可能性があります。

一般に引越し業者では補えない関連工事やサービスを全てをまとめて請け負ってくれる業者がオフィス移転業者です。 オフィス移転は引っ越し作業以外にも様々な要素を含むため、トラブルなく成功させるには多角的な計画と管理が必要になります。 移転後の新オフィスでの快適な業務環境だけでなく、旧オフィスの対応やスケジュール管理など考えるべき要素は少なくありません。 トータルでサポートしてくれる「オフィス移転業者」を活用することで、費用面も含めて大きなメリットが得られるはずです。

オフィス移転業者の料金体系オフィス移転をサポートする2種類の専門業者

オフィスや事務所の引越しを検討するときには、「料金特化型」と「コンサルティング型」の2種類のオフィス移転業者が存在します。料金特化型業者は、移転にかかる費用をできるだけ低くする工夫が得意です。 一方でコンサルティング型業者は、移転だけでなく経営やブランディングに関しても幅広いアドバイスを提供できます。ここでは、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。

料金特化型業者のメリット・デメリット

「料金特化型業者」という名のとおり、オフィス移転のコスト削減を第一に考えています。人件費や移動費を極力減らしながら、効率よく荷物を運ぶことで驚くほど安い価格帯を実現していることが多いです。家具や荷物だけを移動したいような少額案件でも対応してもらえるケースがあるので、コスト面を重要視する方に向いています。

いろいろな工程を一括で依頼できる

料金特化型業者はオフィス移転のプロフェッショナルとして、引越し時に発生する複数の工程をまとめて任せることが可能です。什器の移動や荷物の運搬はもちろん、内装工事や電話回線などの手配、不用品処分まで対応できるところもあります。別々の業者を探す手間を省けるので、スムーズに進めやすい点がメリットです。

対応範囲が限られやすい

低価格でしっかりサポートするには、どうしても対応エリアを絞らなければならない場合があります。エリア外にオフィスを構えている人にとっては、対応してもらえる業者を見つけづらいかもしれません。

コンサルティング型業者のメリット・デメリット

オフィス移転の手続きだけでなく、経営全般の課題やブランディングを強化する提案も受けられます。ネットワーク環境構築やオフィス設計デザインなどの施策を通じて、企業イメージを向上しながら移転を進めることが可能です。

コストが高くなりやすい

移転に加えてコンサルティングや仲介業務、デザインなどを一括で依頼できる分、どうしても費用が高くなる傾向があります。工事を下請け会社に依頼することも多いため、そのぶんのコストが上乗せされる点にも注意が必要です。移転だけを望んでいる企業にとっては、オプションが多すぎるかもしれません。

担当コンサルタントの力量に左右される

実績の豊富な業者でも、担当コンサルタントの経験やノウハウによっては進行がスムーズにいかない場合があります。運悪く新人担当者がついてしまうと、思った以上にプロジェクトが停滞することもあり得るでしょう。

オフィス移転に関するアンケート調査を実施しました！

これまで「オフィス移転業者」や各業者が扱うサービス、タイプによる違いなどをお伝えしましたが、少しでもお役に立てていれば幸いです。今回は、そうした情報に加えて、独自に実施した「オフィス移転」に関するアンケート調査2種類の結果をご紹介します。アンケート内容をより詳しく取り上げることで、オフィス移転業者の選定における貴重な参考データとなればと思います。

① 過去にオフィス移転業者を利用したことがありますか？

② 業者を決めた一番のポイントは何ですか？

「オフィス移転」失敗しない引越し業者選びのコツ！

オフィス移転を考えるとき、やはり「できるだけ安心して、無理のない予算とスケジュールで進めたい」という思いは強いですよね。何度も経験するわけではない大きなイベントだからこそ、後悔しないように引越し業者選びにはしっかり時間をかけたいところです。

まずは実績を重視して安心感を得よう

料金の安さだけを求めず、コスパも意識しよう

フォローで移転後も安心できる業者を選ぶ